シリコン加工について
安藤 誠さんの作品は、陶器を扱いやすくするために"シリコン加工”が施されています。
粉引などの器に多く見られる“染み”が防げ、長くきれいに使える反面、質感が磁器のようなツルツルした感じになります。
以下、安藤さんの説明です。
『シリコンは岐阜県多治見市にある新昭和コート鰍ノよって作られた陶磁器専用防水コーティング剤でして、製造、使用に関しては厚生省の認可が取ってあるものです。(つまり、最悪口に入ったとしても大丈夫という意味です)。
加工方法はこのシリコン剤に器を2時間浸しておきます。表面上にある小さなピンホール、貫入(ヒビ)の隙間に入り込み、2日間の乾燥後に完全硬化します。
この加工は、器の内部に入り込もうとするお茶や味噌汁など、染みの原因となる液体の侵入を防ぐ効果があります。昔は米のとぎ汁等でこの働きをさせていたのですが、最近の家庭ではこの習慣がなくなってしまった為、当方ではこの加工を行っております。
表面上の硬化したシリコンはごしごしとこすったりするとおそらく取れていってしまうと思われますが、内部の、ピンホールやヒビの中で硬化したシリコンはよほどの事が無い限り取れることはないと思います。ただ、330度以上になるとシリコンの形態が維持されなくなるそうなので、器をオーブンで使用することはお勧めしておりません。また、センサーの古くなった電子レンジなどでガンガンにレンジされた時は汚く変色してしまうことがあるそうです。
土の性質や釉薬の違いによって効き具合にも差があり、商品によってはシリコン加工しても多少染みが現れることがあります。
レンジは使用可としていますが、こちらからの使用推奨はあまりしていないのが現状です。
チューリップシリーズなど白土のものはシリコンの必要が元々あまり無いのですが、洗うときに汚れが落ちやすく、長くきれいなまま使っていただけるので、あえてシリコン加工しております。』
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